フィッティングって大事です シューズ編

北陸の1月中頃とは思えない青空が広がる3連休最終日です

 

ここ数日、シューズのフィッティングについて考える(考えさせられる)事がほぼ同じ内容で数件有ったので、せっかくなのでブログにまとめます。

 

まずシューズを選ぶ基準として最初に足長、25.5とか24.0ってセンチのサイズから入りますが、これって一体何を基準に設定されているのか?って考えた事は意外と無いです。以前のブログにもアップしましたが、実測の足長で履いて若干捨て寸と呼ばれる空きが出来るようになっています。ただ、この基準には一応国産メーカーであれば基準となるJIS規格で定められてはいますが、実際にはその履かれる対象者が好むであろうフィットの設定になっています。

 

実際の足長を見るには紙の上に足を乗せて、外周を線で囲って一番長い所で計ればまず正確に測れます。実際トップアスリートのオーダーシューズの採寸にしても基準はここから始まります。

次に足幅については外周を計った際の横幅で一番広い場所を基準にメジャーで巻いて計ります。これも大体JIS規格で定められた数値が有りますので参照すれば自分の足幅はどれ位なんだろうって事は把握出来ます。

 

ここまでは規格で(大体は)定められていますが、人間の足はどれ1つ取っても同じ足型は有りません。何センチのワイズ何でピッタリとならないんです。

実際の足では指先の指の並び、足の甲の高さ、踵の大きさ・・・残念ながらこれらは基準になる物がどこにも無いのです

なのにどれ1つ取っても妥協出来る要素は有りません!1つでも合わなければトラブルの原因となってしまいます。

大きい物と小さい物の比較となったら、当って痛くなるかも?と思い大きめを選ぶ事が大半です。確かに楽に履ければ楽に走れそうに思えますが、実際には足に対してシューズが大きい事で起こるトラブルが圧倒的に多いです。

例えば靴ズレ・・・字に書くと判りやすいようにシューズの中で足がズレるから摩擦で当たる所の皮膚がやけどをして水ぶくれに

なるのです。つまり”足に合ってない”んです

他にも足の爪が黒く内出血するのは下り坂などでシューズの中で足が動いて前のめりになった時に爪が前に当ったり、無意識に足の滑りを止めようとつま先で踏ん張ってインソールと爪が干渉して爪が内出血する事が多いです。

ちゃんとフィットしたシューズは走る時に足が滑らないように力を入れる必要が無いのでリラックスして走る事が出来ます。

 

またシューズは履いているうちに形が変わります。本当に足に合っていればその変化も少ないのですが、合ってないシューズ程、

緩い所が酷く変形します。また変形する事によって足や身体を支える事が出来なくなりソールがいびつに減ったり、つま先が外に流れたり、内側に流れる事で親指や小指の爪の両側が内出血したりします。

新品状態で楽に履けるシューズはそこから駄目な方向にしか変化しません。例えば明日レースで履く物が無いなら致し方ないですが、実際には少なくとも500キロ~1000キロは履きますから、その間のシューズの変形も考慮しなくてはいけません。

 

それを補正するのに社外のインソールを入れて合わせる・・・前に先ず基本のフィッティングが確立していないとせっかくのインソールの機能も生かせないですし、合っていれば社外のインソールに頼る必要は皆無です。入れないとそのシューズが履けないのは残念ながらそれも”足に合ってない”んです。それだけの機能を持ったインソールなら最初からメーカーも機能を持たせたインソールを自分の所で売るはずです(笑)何故売らないか考えてみたら・・・

まだまだ書き切れないくらい様々な要素で成り立っているのがシューズのフィッティングです。

○○さんが良いって言ってたシューズが自分に合う事など極めて少ないです。ましてやネットでのインプレッシヨンは参考にはなれど、それで間違いないなんて事は無いです。

 

昨今、一番悩ましいのはシンデレラの靴の如くジャストフィットが見つかってもそのシューズがモデルチェンジしたら、そのフィッティングが白紙に戻ってしまう事です。同じメーカーの後継モデルでさえそんな状態なのに、同じメーカーだから他のモデルでも同じように履けないんです!

 

本当に神経質なトップアスリートだと自分の足型に合わせたシューズを5足から10足!作らせて、全てに足を入れて本当に合った2~3足を実際の試合に使うそうです。(使わなかったシューズは・・・・)

 

安いからとか時間が無いからといってネットでシューズを買われる方も多い昨今ですが、ランニングに限らず走る為のシューズにはこれだけ複雑な要素が多々絡み合ってます。その選び方1つで自分のパフォーマンスを引き出せるか?それとも故障の原因を招いてしまうか大きな差になってしまいます。格好良くなるために履くシューズならどのように買われても良いでしょうけど、記録を出す為や自分の身体を守る為のシューズだったら今までの思い込みに囚われる事無く、ちゃんとしたプロに意見を求めて選ぶ事も大事です(間違っても足の実測サイズ対して大き目を・・・なんて言うスタッフはその段階で失格です)